大学入学共通テスト(新センター試験)英語の試験内容について。2018年3月に中学を卒業する人からが対象になります!
大学入学共通テスト 英語の内容
※2019年8月現在の状況
大学入学共通テストで採用される英語民間試験は次のとおりです。
採用締結済み
・ケンブリッジ英語検定
・idpのIELTS
・GTEC
締結予定
・ブリティッシュカウンシルのIELTS
ほぼ合意済み
・TOEFL iBT
・TEAP
・実用英語検定試験
不採用
・TOEIC
2020年度大学入試からは現行のセンター試験が廃止され、新しく大学入学共通テストが始まります。
2017年度現在で中学3年生の生徒が新テスト受験の第1号となり、どんな入試になるのか、その内容や科目、難易度について気になる方も多いと思います。
特に、英語については従来と大きく変わることが予想されます。
そこで、新聞報道などで発表されている、大学入試共通テストの英語についてまとめてました。
新しい情報を入手次第、随時更新したいと思います。
TOEICや英検などの民間の英語4技能試験の受験は必須なのか?
英語に関して一番気になるのがこの点だと思います。
現時点では、基本的には4月〜12月の間に、最大2回まで民間の英語試験を受験し、その結果が入試の成績として利用される方針になっています。
ですが、現段階ではまだ決定ではありません。
従来どおりの共通試験と、民間試験とを併用するという案もあります。
ただ、いずれにせよ「読む」「聞く」「書く」「話す」の英語4技能が評価対象となり、コミュニケーションに使える英語の能力が重要になることは、ほぼ間違いありません。
コミュニケーションに使える英語能力を身に付けるためには、大学受験期に対策を始めても遅いかもしれません。
できるだけ早い段階から、少しずつでも4技能をバランスよく練習することが有用だと思われます。
民間の英語試験の種類は?
現在のところ、TOEFL、TOEIC、英検、TEAP、GTECなど約10種類が候補となっています。
※TOEICは対象から外れました。
しかし、それぞれ試験の開催回数や受験会場の数が大きく異なり、受験費用も違います。
民間英語試験の問題点は?
一番の問題は、受験した試験によって不公平が出ないように、テストの成績の調整をどのように行うかです。
また、「話す」試験で公平に評価できるだけの試験官の確保も問題です。
特に、共通試験で「話す」試験を行った場合、一度に膨大な数の受験生を採点する必要があり、試験官の確保は非常に難しいことが予想されます。
民間の英語4技能試験はどれが有利?
ハッキリとしたことは言えず、あくまで私見になりますが、試験問題で扱われる話題の内容から考えるとTEAPやCTEC CBT、GTEC for STUDENTSは大学受験生に適合しているのではないかと思われます。
TOEICはどちらかというと社会人になじみの深い話題が多いですし、TOEFLは現役大学生のキャンパスライフに焦点を当てているように感じます。
まだ大学に入学していない受験生にとっては、問題で扱われている話題の面でやや分かりにくい部分があるかもしれません。
TEAPとGTECの比較
試験時間 | 費用 | 年間開催回数 | |
---|---|---|---|
TEAP |
約240分 |
15,000円(4技能受験) |
3回(7,10,12月) |
GTEC for STUDENTS | 90分(高校生向け) | 個人での受験は不可(学校単位での実施) |
2回(検定受験)( |
GTEC CBT | 約175分 | 9,720円 | 3回(7,11,3月) |
試験によって実施時間や受験料が結構違います。
大学によって採用している試験は異なります。
せっかく受験したのに、自分の希望する大学では採用していない試験だった・・・ということのないよう、各大学の受験案内を確認しておきましょう。
また、英語4技能のうち、自分で勉強するのが一番難しいのが「スピーキング」です。
話し相手がいないと、対策するのがなかなか難しいのがスピーキングですが、
音声認識でかなりの部分が独学で対策できるスマホアプリがあるので、それを活用するのは有効でしょう。
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