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共通テストの英語民間試験を比較してみた

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※下記の情報は2018年4月現在のものです。今後変更される可能性があります。

 

2021年1月から始める大学入試共通テスト。

 

英語民間試験をどんな形で入試の成績に取り入れるのでしょうか?
とても気になるところですよね。

 

また、民間試験にはいろいろ種類がありますが、実際どの試験が最も有利なのか?
やっぱり一番高得点が取れやすい試験を選びたいですよね。
ホンネの部分ですごく気になるところだと思います。

 

今後も、実際の共通テスト開始までいろいろと調整があるとは思いますが、今の時点の情報で、それぞれの英語民間試験を比較し、どれが有利(と思われる)か考えてみました。

英語民間試験の成績は「CEFR」という基準に換算される

まずはこちらの表をご覧ください!

 

CEFR ケンブリッジ英語検定 英検
(新方式)

GTEC
CBT

IELTS TEAP

TEAP
CBT

TOEFL
iBT

TOEIC
S&W
L&R

C2 CPE     8.5-
9.0
       
C1 CAE 1級 1370-
1400
7.0-
8.0
400 800 95-
120
1305-
1390
B2 FCE 準1級 1160-
1369
5.5-
6.5
334-
399
600-
795
72-
94
1095-
1300
B1 PET 2級 880-
1159
4.0-
5.0
226-
333
420-
595
42-
71
790-
1090
A2 KET 準2級 510-
879
3.0 150-
225
235-
415
  385-
785
A1   3-
5級
509
以下
2.0       200-
380

比較表の出典はこちら:http://4skills.jp/qualification/comparison_cefr.html
(上のスコア換算表は2017年時点のものですが、年度ごとに基準は見直され、修正されているようです)

 

大学入試共通テストでは、英語民間試験の点数がそのまま共通テストの点数になるわけではありません。
それぞれの民間試験の点数は、表の1番左の「CEFR(セファール)」と呼ばれる統一された基準の成績に換算されます。

 

例えば、TOEFL iBTで80点だったらCEFRの評価は「B2」になります。

 

民間試験ごとに形式や難易度も違いますし、満点の点数も違うので、1つの評価基準にまとめられるのは、当たり前と言えば当たり前ですよね。

 

このCEFRは正式には「ヨーロッパ言語共通参照枠」と言って、国際的に英語能力を評価するために使われているそうです。
ですが、それよりも大学受験生にとって気になるのは・・・

 

「CEFRはたった6段階評価である」

 

ということです。

 

大学入試の合否ラインでは1点の違いが勝負の分かれ道となる場合もあります。
しかし、英語民間試験に関しては、6段階評価と、何とも大ざっぱな評価になってしまいます・・・

 

このように大さっぱになってしまうのは、異なるテストの点数をまとめて1つの評価基準としなければならないので、仕方ない面もあると思います。
大切なのは、こういう評価方法であることを理解したうえで、それぞれの試験を比較し、自分にとってベストなものを受験することです。

 

ということで、大学入試共通テストに利用される民間の英語試験の特徴を1つずつチェックしていきましょう!

ケンブリッジ英語検定

ケンブリッジ英語検定は、英検と同じように、難易度によって5つの級に分かれています。
最難関の級(レベル)はCPE、次いでCAE、FCE、PET、KETの順です。
受験生は、自分のレベルに見合っていると思うレベルの試験を受験します。
判定はAからEの5段階で、A-Cは「合格」、D,Eは「不合格」です。

 

試験時間はレベルによって違いますが、2時間程度から4時間弱です。
仕事を含め、日常的な英語運用能力の向上を目的とした検定試験です。

 

日本では知名度は低いですが、国際的には最も有名で、広く通用する英語検定試験です。
留学やグローバル企業への就職を考えている方は、(大学受験でなくても良いですが、将来的にでも)FCE以上を取得しておくと良いでしょう。

 

ただ、日本では対策本などのノウハウ的なものがTOEICやTOEFL等の有名どころよりも少ないです。
そのためか、実際にケンブリッジ英検を受験した人は、難易度が高めだったという感想を持つ人が多いようです。

 

受験料は27,000円なので、結構高めです。
試験の実施回数は結構多いのですが、平日と土曜日がメインで、日曜の受検日はあまり多くありません。
また、試験会場は全国11ヶ所と多くありません。

 

ですが、大学受験の面でいうと、CEFRの最上級ランクである「C2」を取得することができるのは、このケンブリッジ英検とIELTSだけです。
例えばTOEFL iBTですと、たとえ満点でも2番目のランクの「C1」にしかなりません。
英語4技能に自信がある方にとってはケンブリッジ英検は良い選択肢となるでしょう。

英検

英検についてはちょっとややこしいです。

 

英検は次の2つの方式があります。
旧方式:1次試験(読む・聞く・書く)と2次試験(話す)があり、1次試験合格者だけが、後日行われる2次試験に進める2段階方式
新方式:「英検CBT」「1日完結型」「公開会場実施型」の3種類があるが、いずれも1日で4技能全てをテストする方式

 

2018年以降も旧方式、新方式の両方の試験が行われます。
ですが、大学入試共通テストに採用されるのは新方式(英検CBT・1日完結型・公開会場実施)のみです!

 

これは、大学入試共通テストに採用される条件として、「1回の試験で4技能をテストすること」となっているからです。

 

一部の人の間では。「英検は大学入試共通テストには利用できない」という誤解がありますが、それは2段階方式である旧方式の英検だけですので、間違えないようにしましょう。

 

ちなみに、新旧どちらの方式も、問題構成や級分けやそのレベル、大学受験以外での英語力の証明としての効力は同じです。

 

また、新方式の種類によって受験できる級に違いがあります。
CBTでは最高で2級まで、1日完結型では最高で準1級まで、公開会場型は全ての級が対象です。

GTEC CBT

GTEC CBTは「グローバル人材をめざす高校生のための英語力検定」という触れ込みの英語民間試験です。
ベネッセが開発した英語試験で、高校生・大学受験生の英語能力開発を念頭に置いて作られたものと思われます。

 

出題内容は「日常生活に加え英語を用いた学習場面を想定したアカデミックな素材も含めた出題」とのことです。
過度にビジネス寄りやアカデミック寄りではなく、高校生には取り組みやすいのは大きなメリットです。
リスニングで話される英語のスピードも比較的ゆっくりであり、あまり英語の自信のない受験生でも取り組みやすいかもしれません。

 

しかし、デメリットは受験開催回数の少なさで、2018年度は3回です。
会場は各都道府県で少なくとも1か所はありますが、具体的な場所は直前にならないと分からず、遠方から受験する場合はちょっと不安になるかもしれません。

 

また、CFERのスコアでは上限がC1なので、最高スコアのC2を取ることはできません。

TEAP CBT

TEAP CBTは英検と同じく日本英語検定協会が開発した英語試験で日本独自のものです。
大学入試を想定した開発された試験で、出題内容も大学や海外留学で遭遇する場面を考慮して作成されているそうです。
内容的には大学受験生にもなじみ深いものであり、取り組みやすいという点は大きなメリットです。
試験時間は4技能合計でおよそ200分程度となっています。

 

年間でTEAPが開催される回数は3回と、GTEC CBTと同じで多くありません。
また、開催地が大都市を中心とした全国11ヶ所しかありません。
これは地方の大学受験生にとってはデメリットです。

 

また、TEAPは基本的にはCEFRのA2からB2レベルの判定に用いられます。
上の表ではC2も含まれていますが、C2を得るためには満点でなければなりません。
ですので、英語が得意でCレベル以上を狙いたい人にとっては、TEAP CBTは良い選択肢ではないかもしれません。

TEAP

会場に設置されたコンピューターで受験するTEAP CBTと違い、TEAPは紙ベースの解答方式です。
また、TEAP CBTのスピーキングは録音方式ですが、TEAPでは面接官との直接会話となります。

 

なお、TEAPの試験時間はTEAPと同じく約200分ですが、4技能の時間の配分が違います。
スピーキングはCBTの30分に対し、10分と短くなっている点が特徴的です。

 

IELTS

「アイエルツ」と読みます。
英語圏の大学や大学院に進学したい学生の英語力を評価する試験として国際的に広く用いられています。IELTSの成績は点数ではなく、1.0から9.0まで、0.5きざみのスコアで評価されます。

 

IELTSはアカデミックな要素が強く、各分野の専門用語など、語彙力面では難しいものも必要になってきます。この点はTOEFL iBTとよく似ています。

 

しかし、試験時間がトータルで3時間未満と、TOEFL iBTと比べて短く、負担が少ないです。
また、スピーキングでは面接官と顔を合わせて試験をします。
この形式は、短時間で自分の意見を要領よくまとめて話し、それを録音しなければならないTOEFL iBTにく比べて難度が低いと思われます。
一方、リーディングの難易度が高いようです。

 

CEFRへの換算スコアはA1からC2と、全てのレベルをカバーしていますので、全てのレベルの大学受験生が利用しやすい試験だと言えます。

 

試験会場は全国主要14都市にあります。
開催日程は会場によって異なります。
東京や大阪ではほぼ毎週試験がありますが、数か月に1回という会場もあります。

 

デメリットは高額な受験料(25,380円)です。

 

また、IELTSには難易度が違う2つの試験(「アカデミック」と「ジェネラル」)がありますが、大学入試共通テストにどちらの試験が採用されるのか、今のところ情報が入ってきていません。

TOEFL iBT

TOEFLは海外留学を希望する大学生の英語能力を証明するものとして利用される場面が多いです。
そのため、出題内容も大学での講義の内容(医学・歴史・政治・工学など)を聞き取る出題もあります。
とは言っても、専門知識がなければ解けないような高度な問題でありません。
英語をきちんと理解できていれば解ける程度の内容です。
しかし、それでも高校生にとってはややとっつきにくいかもしれません。

 

ただし、このような問題ばかりでなく、日常生活(主に学生生活)に即した問題もあります。

 

英語民間試験の成績と必要な語彙数との関係

CEFRの各レベルと必要とされている単語数の目安は次のとおりです。

  • ネイティブレベル:8,000語
  • C1レベル:5,000語
  • B1レベル:3,000語

また、各レベルで必要とされている英語運用能力は次のとおりです。

  • Bレベル以上:アカデミックな場面・・・大学の講義など
  • Aレベル:大学の日常生活場面・・・大学生が経験する場面など

各試験の試験問題の例

各試験の例題が掲載されているWEBページをまとめました。
特に、リスニングの会話の速さがどのくらいであり、自分が理解できそうな速さがどうかチェックするために利用するとよいでしょう。

英語民間試験の目標レベルの目安

ベネッセの調査によると、難関大合格者のGTEC CBTのスコアをCEFRで換算すると、平均でA2レベルの上位だそうです。
なお、高校3年生の全国平均はA1レベルの上位です。

 

一見、難関大合格者と全国平均とでそれほど大きな差がないように感じられるかもしれません。
しかし、GTEC CBTの点数だと100〜250点の違いなので、決して小さな差ではありません。

 

また、このデータは2012〜2014年のものなので、今ほど英語4技能試験が浸透していない時期です。
ましてや、大学入試共通テストはまだ始まっていません。

 

実際に大学入試共通テストが始まった場合、現在よりも受験生の4技能試験対策は進み、平均点が上がることが予想されます。
特に難関大学を受験する受験生は。もう少し高いスコアを目標とするほうが良いかもしれません。

英語民間試験対策は?

いずれの試験を受験するにしても、とくにスピーキングとライティング対策がポイントとなると思われます。

 

リーディングとリスニングのように、英語をインプットする技能は受験生が各自で取り組みやすく、また既存の教材がたくさんあるため、比較的学習しやすいです。

 

一方、スピーキングとライティングのように英語で自分の考えを表現するアウトプット系は、一人で学習するには限界があります。
自分の書く、あるいは話す英語を読んだり聞いてくれ、それを添削してくれるネイティブの相手がいるかいないかで、学習効率が格段に違ってきます。

 

また、それぞれの民間試験で出題傾向などが違います。
できれば、自分が受験したい試験のためのスピーキングとライティングの対策を行うことがベストです。

 

こちらで、ケンブリッジ以外の各英語民間試験の専用コースが用意されています。
英会話のみのレッスンを提供しているサービスは多いですが、ライティングの添削ができ、かつ大学入試に対応しているところは、ここくらいしかないと思います。

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