将来は助産師になリたい受験生のための大学選びについて
助産師になりたい高校生のための大学選び
大学では看護学や助産学を学び、将来は助産師になりたいという高校生や受験生の方へ!
助産師とは妊婦さんのお産にかかわり、元気な赤ちゃんの誕生を助ける重要な仕事ですね。
しかも、助産師になるには「看護師資格」と「助産師資格」の2つの国家試験に合格しなければないという、難関の職業でもあります。
それだけに、将来の夢へのスタートとなる大学選びについて、しっかり考えておきましょう!
ということで、助産師になりたい皆さんのための大学選びについて、ポイントを説明したいと思います。
助産師になれる大学一覧
助産師になるための第一歩は、看護師養成課程のある大学や短大、専門学校に入学することです。
ここで看護師になるための勉強をし、看護師国家試験合格を目指します。
そして、看護師試験に合格した後、さらに追加で学校で1〜2年助産師のための勉強をします。
ここでようやく、助産師国家試験の受験資格を得ることができ、試験に合格すれば、晴れて助産師となることができます!
ということで、2回学校で勉強しなければなりません。結構長い道のりですね・・・
ただし!大学の中には、4年間で看護師だけでなく、助産師国家試験受験資格も取得できるところがあります。
看護学部の助産コースなどです。
このような進路だと、後で追加で学校に進むことなく、4年間で助産師となることが可能です。
とはいえ、4年で看護師と助産師の勉強をするので、在学中はかなり忙しいでしょう。
ですが、就職する前の学生時代に集中して勉強に取り組めるのは、効率の面で大きなメリットだと思います!
あと、「助産師になるために大学に行く」と一言でいっても、実は、次のように大学の中に様々なコースがあります。
- 大学院(看護学専攻など):大学4年間や短大・専門学校の3(4)年間に加え、大学院で1-2年間学ぶ
- 大学助産学専攻科・助産別科:大学4年間や短大・専門学校の3(4)年間に加え、専攻科・別科で1-2年間学ぶ
- 大学看護学部などの助産コース:4年で看護師・助産師の資格取得が可能
簡単に言うと、上のものほど専門性が高く、高度な内容を勉強します。
自分が進みたいと思う大学について、それぞれ具体的にどのようなコースがあり、どのようなことを学ぶのか、個別に調べ、大学研究しましょう。
あなたの近くにどのような学校があるか調べてみましょう。
⇒助産師を目指せる主な学校と仕事内容、学校の選びかたのポイント!
また、全国助産師教育協議会の正会員となっている学校一覧はこちら
http://www.zenjomid.org/about/member_list.html
大学を中心に、全国の数多くの正会員があることが分かります。
助産師になるための大学の偏差値
主な大学の看護系の学部学科の大ざっぱな偏差値をまとめました。
偏差値60前後
慶應・上智・聖路加国際・同志社女子・大阪医科・東京医科・北里・順天堂など
偏差値50前後
北海道医療・愛知医科・藤田医科・東海・東邦・京都橘・福岡・椙山女学園など
上に挙げた大学はほんの一部です。
これらの他にも多数の大学があります。
また、偏差値は年度によっても変わりますし、統計を取った組織(予備校)によっても違いがあります。
あくまで参考値として考えてくださいね!
なお、各大学看護系学部の偏差値やセンター得点率を詳しく知りたい方は、次のリンクをご覧ください(河合塾の偏差値ランキング)。
助産師国家試験の大学別合格率
大学選びをする場合に気になるのが、その大学の助産師国家試験の合格率だと思います。
合格率の高い大学に入学したいですよね。
ということで、学校別(大学・短大・専門学校含む)の合格率一覧を調査しました。
こちらがその一覧です。
⇒助産師国家試験 学校別合格者状況
ほとんどの学校で100%ですね。
全体の合格率でも100%にかなり近い合格率となっています。
ただ、全体の統計をよく見ると、受験者の9割以上は新卒者で、既卒者の受験生は少数派です。
また、新卒の合格率はほぼ100%に対し、既卒だと90%程度になっています。
どちらにしても高い合格率ですが、できるだけ新卒で合格しておきたいですね!
⇒助産師を目指せる主な学校と仕事内容、学校の選びかたのポイント!