薬学部の就職事情について調べた結果

薬学部の就職先・就職率・薬剤師免許・給料など、薬学部学生の就職事情についてまとめました

薬学部の就職先は?

一例として、私立大学の京都薬科大学の卒業生(6年制)の就職先を調べると、
薬局等:34%
病院等:27%
企業:31%
この3つで90%以上を占めることになります。
他の大学でも、具体的な数値は違うでしょうが、ほぼ同じ分布と思われます。

薬学部の就職率は?

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現在のところ、薬剤師免許を持っていれば、就職率はほぼ100%に近い状況です。
6年制薬学部で薬剤師免許の国家試験に合格すれば、就職面については心配する必要はないといえます。
ただし、「大手病院・大手薬局でないといや」というようにえり好みをすれば別ですが。。。

ただ、薬剤師免許を持って、薬剤師として就職活動する場合、他の学部と異なり、大学名や偏差値による就職差別はありません。


薬学部の就職活動はどんな感じ?

6年制薬学部の場合、薬剤師の国家試験に合格し、薬剤師としての就職活動をするのが一般的です。
この場合、薬局・ドラッグストア・病院などが就職活動先となるでしょう。
化粧品・医薬品メーカーなど一般企業も就職先となりますが、この場合は薬剤師免許は必要ありません。

4年生薬学部の場合、薬剤師としての就職活動はできませんから、多くの場合は一般企業です。
研究職を希望する場合は、大学院に進学するほうがいいでしょう。
また、この場合は偏差値の高い薬学部のほうが有利です。

薬学部に就職難がくるって本当?

現状のままでは、いずれ薬剤師が飽和状態になって、就職できない薬剤師が現れるといううわさがあります。
実際には未来のことはわからないわけですが、おそらくそのようなことはないと思われます。
就職先の規模・勤務地・年収などに色々希望があって、それに合わなければ就職しないというのであれば、就職難という時代はやってくるかもしれません。
しかし、勤務地や年収などにこだわらない、とにかく薬剤師として就職したい、というのであれば、就職難はまだまだ先でしょう。

薬学部は就職が楽?

薬剤師として就職活動するのであれば、他の学部と比較して「楽」といえるかもしれません。
しかし、その前提として薬剤師の資格に合格しなければなりません。
それを含めた場合、決して楽とはいえないでしょう。
とはいうものの、資格を持っていれば、全国の薬局病院どこでも就職活動可能なので、そういう意味では将来安泰とも考えられます。

一方、一般企業への就職の場合は、営業職(MR)であれ研究職であれ、他の学部の学生も同じ土俵に上がってくるので、就職が楽かといえば、そうとは言えません。

薬学部の人気就職先は?

やはり、調剤薬局・病院・ドラッグストアでしょう。
年収は500万円から600万円というところで、それほど高給というわけではありません。
しかし、残業が少ないので労働時間あたりの収入で考えると優れています。
また、有資格職なので安定している点が魅力です。

薬学部から研究職に就職できる?

研究職を希望する場合、4年制から大学院に進学するのが一般的です。
この場合、いわゆる「いい大学」の大学院に進学するほうが、研究環境面でも就職活動面でも有利でしょう。

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